こんにちは、ランニングトレーナーの石井です。
前回の記事では、身体を使わないことによる退化・加齢による退化について見てみました。
今回は「進化」の部分に焦点をあててみます。
運動・トレーニングには、さまざまな種類があり、それぞれのメリットがあります。
その中でも、ランニングは身体一つあればできる運動で、身体への恩恵も非常に大きい運動です。
下記が、身体的なメリット11つとなります。
それぞれを詳しく解説していくと、めちゃくちゃ長くなるので説明はコンパクトに記載します。
1)脂肪燃焼効果
→ ダイエット効果
2)基礎代謝量の向上
→ 痩せやすい身体になる。
※ 代謝とは、カンタンにいうと古いものと新しいものが入れ替わること。細胞は日々生まれ変わっている。基礎代謝量とは、生きていくために、何もしないでいても、代謝のために使われるエネルギーのことです。
3)下半身の筋肉の強化
→ 下半身の筋肉は、全身の60~70%あります。
4)心肺機能の強化
→ 体力・持久力がつき、疲れにくくなる
→ 酸素を取り組み、全身に血液循環させる力が向上
5)血液循環の向上
→ 細胞への酸素・栄養素の運搬が速くなる(若返り効果)
→ 体外への老廃物・毒素の排出が速まり、身体の回復が早くなる(デットクス効果)
6)体温調節機能の向上
→ ランニングは体温上昇→発汗→冷却を繰り返す。
→ 夏バテの防止
7)筋持久力の向上
→ 力仕事でもない限り、現代社会で必要なのは「筋力」ではなく、「筋持久力」
→ 疲れにくい身体
8)糖質貯蔵の増加
→ 身体の疲労は「糖質が減少した時」に起こる
9)ミトコンドリアの増加
→ ミトコンドリアは細胞内にあり、エネルギーを生み出す役割をする。
→ エネルギー生成が高まる=疲れにくい身体、老化防止、免疫機能の向上
10)生活習慣病の予防
… 高血圧、心臓病(狭心症や心筋梗塞)、脳卒中
代謝系の病気
…糖尿病、痛風、肥満、高脂血症
骨関節系の病気
…骨粗鬆症、変形性膝関節症、変形性股関節症、骨折(運動によって転倒を防ぐ能力が高まるため)
11)サルコペニア、ロコモ、フレイル等の予防
…加齢や生活習慣などの影響によって、筋肉が急激に減少する状態
ロコモティブシンドローム(ロコモ)
…運動器の障害によって移動機能が低下した状態
フレイル
…病気ではないものの健康ともいえず、介護が必要なほどでもない状態
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これらの身体的なメリットは、もちろん即時的に得られるものではありません。
長期的にランニングに取り組んだ恩恵です。
また、ランニング「だけ」ではこれらの恩恵は得られません。
前提として、食事がしっかり摂れていること、睡眠がとれていること等が関わってきます。
そして、ランニングを「やりすぎる」と逆に、怪我をしてしまったり、健康を損ねてしまう可能性もあります。
適度なバランスでこれらの恩恵を受けれるよう、ランニングと楽しく関わっていきましょう。
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私の生活は自動化・AI化・オンライン化が進み、便利になる一方ですよね。
人類の進化としてこれは素晴らしいことですし、これからもより進化していくことは間違いありません。
しかし、この世界は
陰陽の法則。光と影の法則。バランスの法則
で成り立っています。
世の中が便利になればなるほど(光が大きくなればなるほど)
陰は大きくなります。
その陰の部分とは、まさに「人間そのものの機能低下」です。
便利になればなるほど、脳を使って考える機会が減り、筋肉や骨を使って動くこと機会が減ります。
その陰の部分を受け入れ、自らで意図的に機能を向上させていく取り組み(その1つが運動)をしている人は、"より"ハッピーに生きていけるのは間違いありません。
私たちは今後も意識しようとしなくとも、便利になること(光の部分、プラスの部分)はどんどん受け取ることになります。
であるならば、その分、運動する事など「ちょっと面倒なこと(陰の部分、マイナスな部分)もしていかなくてはいけない」と僕は考えています。
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では、また!
ランニングライフをもっと楽しく♪
今日も、あなたを応援しています。